今回は、認知症のケアの新しい技法として注目されている「ユマニチュード」について書いていきたいと思います。
ユマニチュードとは大きく分けて4つの柱があります。
①見る ②話す ③触れる ④立つ です。
①見る
認知症の方に対して相手の視線をつかみに行きます。
例えば、椅子に座っている人に近づく時、立っている人に近づく時、食事の介助をする時、このような場面の時にケアを受ける方の目をしっかりと見ましょう。
②話す
認知症の方に対して呼びかけや話しに対して反応がないからと言って話しかけない、これは「あなたは存在していません」というメッセージになってしまいます。反応がなくてもしっかりと話しかけることが大切です。
③触れる
認知症の方にとって、不快な触り方は恐怖や苦痛でしかありません。
ケアを行う方が「不快はともなうが、必要な行為である」と考えて行う触り方がケアを受ける方にとっては「攻撃的な触り方に感じてしまいます。意識して「広く、優しく、ゆっくり」触れる必要があります。
④立つ
40秒間立つことができれば、介助量を軽減することができます。日常生活の中に立つ場面が多くあり、リハビリとしての時間を取らなくても一日20分程度、立位の時間を確保する目安になります。
以上の4つを徹底させると認知症の方のケアが変わるかもしれません!!
今回は「ユマニチュード入門(イヴ・ジネスト著、医学書院出版)」という本を参考にさせていただきました。興味のある方は是非読んでみて下さい。担当はリハビリテーション部の田村でした。
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