2020年11月21日土曜日

本を読みました。

 

最近、本を読みました。

 

ボクはやっと認知症のことがわかった

-自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言-

著者/長谷川 和夫  猪熊 律子




 この本の著者である長谷川和夫先生は、今では全国の病院や施設で使われるようになった「長谷川式簡易知能評価スケール」いわゆる、記憶力の検査スケールを作った方です。

当施設でも、認知症の有無に関わらず、利用者の方々に協力していただき、このテストを実施しています。


 「人生百年時代」といわれるほど長寿化が進む日本では、2007年に生まれた子供は、その半数が107歳まで生きうるとされています。

また、厚生労働省の研究班の調査では、「団塊の世代」が全員75歳以上となる2025には認知症高齢者の数は約700万人、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になるとされています。

100歳まで生きることが当たり前になり、年齢を重ねれば重ねるほど認知症になる可能性が高くなるわけですから、これからの時代は特に、誰もが認知症になる可能性があるということです。


わたしがこの本を読んで知り、ブログを読んでくださった皆様に紹介したいと思ったのが、「パーソン・センタード・ケア」という考え方です。

このブログでは、認知症の方との関わり方「パーソン・センタード・ケア」について、この本の内容を引用・参考にしつつお話できたらなと思います。



🌼パーソン・センタード・ケア🌼

“人はみんな、それぞれ違っていて、それぞれが尊い。認知症になったからといって、その尊厳が失われるわけではない”

 「パーソンド・センタード・ケア」とはイギリスの牧師であり心理学者であり大学教授のトム・キットウッドが提唱した認知症介護の理念です。

従来の認知症の捉え方を再検討し認知症患者の個性や人生、尊厳としっかり向き合うことで、介護施設や介護者中心ではなく、「その人を中心とした最善のケア」をめざす、というものです。

 

トム・キットウッドは、認知症の症状は次の5の要素からなると考えました。

 

脳の障害

脳が障害され、認知機能が衰えることで、認知症の方は不安感や不快感を感じています。

・最近のことを記憶できない

・今がいつで、ここがどこだかわからない、など

健康状態

視力や聴力などの感覚機能の衰え、合併疾患、薬の副作用などで不快感が増していませんか?

・痛みやかゆみ、体調不良が生じている

・メガネや補聴器が合っていない、など

生活歴

認知症になったからといって突然人が変わるわけではありません。好きなもの・嫌いなもの、得意・不得意、暮らしてきた環境や職業で、その人の考え方や価値観は変わってきます。

 性格

性格はその人の症状の現れ方に影響を及ぼします。「わからないこと」に対して、落ち着いた性格の人もいれば、心配症な人もいます。社交的な人もいれば、人付き合いが苦手な人もいます。内気で人付き合いが苦手な人を、無理やり大勢でのレクリエーションに連れ出すと、激しく拒否されてしまうこともあるでしょう。

 環境

認知症になっても、感情やプライドは残っています。

・頭ごなしに考えや意見を否定してしまう

・これまでと違ったように、叱ったり、子供扱いする

・無視したり、軽んじられたり、途端に人格が失われたように扱われる、など

「なにいってるの」「しっかりしてよ」といった対応は余計に混乱を強め、不安な気持ちを強めてしまいます。プライドが傷つけられたら怒るし、悲しみます。


 

人は、自分が次に何をするべきかわからなければ、不安になります。自分がその人の立場ならどうかと考えて、次にすることをきちんと説明してあげる。これが重要です。周囲の人がそういう接し方をしてくれると、認知症の人はとても安心します。

(著書引用)

何もわからないと決めつけて置き去りにしないで。本人抜きに物事を決めないで。時間がかかることを理解して、暮らしの支えになってほしい。

(著書引用)

 

長寿化進み、伴い認知症の方も増えているということは、それだけ世界各国で課題となり、認知症の医療、介護面の技術や知識は進んでいます。国や各地方自治体でも、認知症の方が安心できる暮らしづくりが取り組まれています。

なんでわかってくれないのか。

なにをそんなに怒っているのか。

なんでそんなことするのか。

認知症だから」という言葉で片付けずに、そこにあるのが混乱不安であること、認知症の方に寄り添ったケアをしていきたいと思いました。


とてもよい本だったので、つい長くなってしまいました😓

以上、木村がお送りしました🌷

 

参考文献:パーソン・センタード・ケアの理解.認知症介護研究・研修大付属センター

2020年11月12日木曜日


皆様いかがお過ごしでしょうか?(・・?

ここ最近は落ち着きを見せていたコロナウイルスが、再度活発に動き始めた影響で感染率の増加が見受けられます(T_T)

寒くなった影響から窓を開けるなどの換気回数が減ってきていることがなどが感染増大の理由に挙げられてますね、、、。気温が低くなった状況での換気はつらいと思いますが、グッと堪えて少しでも空気の入れ替えをする時間を確保して頂けたら幸いです😂



話はガラッと変わりますが、11月初旬に埼玉県社会福祉協議会主催の研修に参加する為、ゆうゆう代表として埼玉建産連会館研修センターに行ってきました♪




今回の研修では埼玉県内の各福祉施設から数十名が集まり、感染対策がしっかりされた状況下で4人1グループでのグループワーク中心の研修内容でした!福祉関連の他職種の方々との意見交換は非常に有意義な時間になりましたし、その中で自分自身の考え方や行動について、再度見つめ直す良いきっかけになりました😊


下の画像の左側は研修で使用した参考書、右側は事前課題の写真です。大学時代ぶりに、教科書を見て要点をまとめる等の課題をやったので正直疲れました😖






この研修の中で笑顔の作り方について講師の方から学んできたので皆様にその方法を伝授したいと思います、、、

ずばり!『大好き』

と2人1組で交互に言い合うという簡単な方法でした😆笑

この『大好き』という言葉を言った時の口元は、口角が自然に上がり笑顔になっているそうです!2人だと恥ずかしい方には、鏡で確認しながら1人でも可能なのでぜひぜひやってみて下さい😃



今回の研修は2日間に渡り開催されるため、再度11月下旬に参加してきたいと思います!少しでも早く職場の方々から認められるような社会人の一員となれるよう、これからも日々仕事に精進していきたいと思います✊


今回の担当は、元気1000倍山﨑がお送りしましたー!!!!

2020年11月5日木曜日

足指の運動

 こんにちは!

11月になって肌寒くなってきましたね。。

皆様、「足先」は冷えていないでしょうか??

利用者様とリハビリをしていると、足先が冷えてしまっている方が多くいらっしゃいます。

靴下やカイロを使って物理的に温める方法もありますが、合わせて「運動」も行うとより効果的です☆

運動のやり方の前に、、

いわゆる「土踏まず」と言われている部分がありますが、内側縦アーチといいます。

他にも外側縦アーチ、横アーチとあり直立二足歩行の手助けとなっています。

それぞれ、静的支持組織(靭帯等)と動的支持組織(筋)によって形成されています。

足部の筋肉を動かすことによって、循環が良くなり、筋力も向上して、歩行の安定にもつながっていきます♪

ひとつ、運動の紹介です★

「タオルギャザー」と呼ばれている運動です!

①裸足になり足床にタオルを敷きます。

②足の指を曲げてタオルをたぐり寄せるように動かします。

③足の置く位置を前側に置くことで、使われる筋肉が変わりますので位置を変えてやってみるといいですよ!

「足の指でグーチョキパー」も足の筋肉を使います!

これから、本格的な冬になる前にぜひやってみてください!

今回のブログ記事担当は、板垣でした。