2020年7月9日木曜日

熱中症予防




こんにちは
今回のテーマは熱中症についてです!

まだ真夏じゃないのに早いでしょ…と思ったそこのアナタ!

実は、熱中症は気温だけではなく、湿度が大きく関係しており、
この湿度が高いこの時期の熱中症もとても多いです。
年によりますが、
9月の熱中症よりも6月の熱中症救急搬送者数が上回っていることが多いのです!

また、加齢に伴い自分が喉が渇いているかの感度も低下してしまうため
この時期の高齢者の熱中症が多くなってしまいます(><)

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、マスクを着用する機会が
多くなると思います。
これもまた、マスクをしていることで喉の渇きに気が付かず、
熱中症の原因になってしまうのです(><)

気温と湿度の関係(ヒートインデックス表)
熱中症ミニ知識(2)- 気温と湿度の関係で危険性が決まる|978STORE













          *米国の「National Weather Service」が公開していうものを摂氏に計算し直したもの


そこで、日々の熱中症対策に役立てて頂きたいのが熱中症アラートです。

今年の7月1日から環境省・気象庁が連携し
熱中症アラートというものが試行されたのをご存じでしょうか。

環境省の「熱中症予防情報サイト」を見ることができます。

「暑さ指数」を気温の効果、湿度の効果、輻射熱の効果で計算したものを
元にして首都圏の1都8県で今年施行し、
来年は全国に広める計画だそうです。


今年はコロナに加え異常な気象に大変な一年になりそうですが、
熱中症は防げる災害だと思うので、今年の多難から一難でも減らしていきましょう!


今回の担当は伊藤でした~!


参考:環境省ホームページ

2020年7月4日土曜日

香りの効果


世間ではまたコロナが猛威を振るって出かけるにも出かけられない日々が続いて大変ですが...今回のブログのテーマは「🌲香り🌳」についてです

香りの効果についてリラックス効果は一般的に知られており、それによりストレスの軽減や不眠改善はいろいろなところで聞くと思います。

具体的な香りの種類ではラベンダー等の草木🌿や紅茶☕の香り、果物系の香りがよく用いられています。

なぜリハビリテーション部のブログで「香り」について取り上げたかというと
身体機能に対しても「香り」の効果があるということが最近報告されたからです。

2009年Freemanらの研究ですがラベンダーと黒コショウの香りを嗅ぐと立っているときのふらつきが減ると報告されています。

また、2012年Ebiharaらの研究ではラベンダーグレープフルーツ🍋の香りを嗅ぐと歩行機能が向上したという報告もされています。

これらの機能向上は転倒予防につながると考えられております。
コロナうつがあるように自宅で自粛していると気持ちも落ち込みやすくなるのでたまにはいい香りをかいでこのコロナの時期をみんなで乗り切りましょう!!

担当は理学療法士 早乙女でした!!

参考・引用文献:海老原 覚.高齢者転倒予防の新機軸.Jpn J Rehabil Med , Vol56,No5,2019.