2019年10月17日木曜日

台風19号




こんにちは。
リハビリテーション部伊藤です。


まずは今回台風19号により被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
また、ご家族を亡くされた皆様、心よりご冥福をお祈りいたします。

報道を確認するたびに、亡くなられた方やお怪我なさった方が増え、河川の決壊など被害が大きいことが判明していき、どれだけの人が助けを必要としているか、、考えると身が詰まる思いでいっぱいです。


土曜日は通所・訪問リハビリテーションのお休みをいただきましたが、施設自体には大きな被害もなく、日曜日から通常通りの営業をいたしております。



このような大きな災害が起こるたびに問題となるのが、エコノミークラス症候群などの人的な二次災害です。

災害時のフェーズ分類というものがあり、そのフェーズにより気を付けることが異なってきます。


災害発生から72時間を被災混乱期、4日目~1ヶ月を応急修復期、
2ヶ月目~6ヶ月を復旧期、6ヶ月以降を復興期と分類するそうです。


災害混乱期では災害の被害状況の把握や人命の救出が大優先ですが、
応急復旧期からはライフラインを確保しつつ復旧に向けて動かなければなりません。

その際に復旧を行っている方では各部位の疼痛、
体の不自由な方や高齢者では廃用症候群や認知機能の低下が発生する可能性があります。



復旧を行っている方はさらなる土砂災害などの二次災害に気を付けるとともに、
一日の終わり、もしくはその都度体を伸ばすなどして腰痛などに気を付けます。

廃用症候群の予防には、各疾患や医師の診断にもよりますが、
適度なストレッチや散歩などの運動が必要です。
散歩をする際には土埃の吸引に気を付てください。
散歩が難しい状況の方は立ち上がり一回でも、ふくらはぎやすねの筋肉が動きます。






被災されて大変な時に体をいたわるという事は大変だと思いますが、
復旧、復興に体力と気力を使うからこそ、
お体をリフレッシュするという事が必要なのかもしれません。

私も有事に役に立てるよう日々勉学に励もうと思います。



参考文献
企画・編集 東日本大震災リハビリテーション支援関連10団体『大規模災害リハビリテーション対応マニュアル』作成ワーキングブック : 大規模災害 リハビリテーション対応マニュアル 医歯薬出版株式会社 2012年第1版

0 件のコメント:

コメントを投稿