2018年9月13日木曜日

お散歩に向いた季節になりました


今年の夏は凄まじい猛暑でした。やっと秋めいた気候になってきましたが、まだまだ残暑が戻ってきたり、冬の先触れが訪れたりと、なかなか穏やかな天気は希少である様に感じます。

しかし、秋は様々なことに向いている季節です。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋etc

私事ではありますが、読みたい本は両手で抱えきれないほどありますし、秋茄子秋刀魚といった秋の味覚は素晴らしき日々を彩る根源ですから、秋はその二つを存分に愉しみたいものです。

――スポーツの秋はどうしたって? 以前も書きましたが・・・私、運動嫌いなんですよね…
ですが、健康を維持するためにも最低限の運動は必要です。
前回はインドア派に向いた【TVを見ながらCMの間に運動をする「飽きたCM活用法」】をご紹介させて頂きましたので、今回はアウトドア派に向けた【散歩のやりかた】をご紹介したいと思います。

さて、基本的な前提として…『歩くために歩く』人などまず存在しない、とします。
散歩が好き、という人は季節の移り変わりを楽しんだり、運動そのものから得られる爽快感の虜だったりと「歩く」事そのものではなく、それに付随するもろもろが好きであることがほとんどです。体力作りという運動そのものを目的にしているようでも、作った体力で何かをするため、という過程に過ぎません。

そもそも「歩く」とは移動手段の一つなのですから、目的がないと続けることはできません。
なので、まずは「目的地」をはっきりと決めましょう。
それはお店であったり、公園の一角であったり、ご友人が井戸端会議にいそしむ街角であるかもしれません。庭の散策だって、庭木の様子を見に行くという目的があれば、短距離だとしても立派な散歩でしょう。

目的地では何らかの楽しみが待っています。楽しめない目的地は散歩を続ける習慣にはなり得ません。
その些細な楽しみが、散歩を有意義な時間に変えてくれます。
(苦行に勤しむ修行僧も、苦行を終えた達成感や自身の成長を喜ぶという喜びがあることを知っているからこそ頑張れるのです。無意味無価値な苦行など、行ではなくただの苦痛です。これは修行僧も嫌がるでしょう)

ちなみに、私は食べ物や動物(動物好き)を自身のモチベーションにして動きます。
さて、これで散歩の動機は出来たと思います。

次に、散歩の量です。楽しみに加えて健康増進の効果をおまけにするならば、身体に合わせた運動量を選ぶことが必要です。

ここで決める事は二つ。『運動の頻度』と『運動の一回の量』です。
『運動の頻度』は、運動に何を求めているか、で変わります。
1.    今の体力を維持(体力は伸ばさなくていい):週1
2.    今の体力を維持向上:週2
3.    今の体力を向上:週3回以上
おおよそ、この程度の頻度が目安となります。

『運動の一回の量』は、その人それぞれで全く変わってきます。
軽く汗ばみ、不快感なく「あぁ、疲れた」と爽やかにいえる程度が適量と言われています。
全く疲れもしないし汗ばみもしない…では、運動が軽すぎて運動とは呼べない程度でしょうし
息も絶え絶えで、滝のような汗をかき、声も出せないほど疲れてしまう量では、続けることなどできませんし、科学的な運動効果も軽く汗ばむ程度と大して変わりません。
まずは、「自分の適量」を見つけましょう。無理は無駄どころか悪影響もあるので禁物です。

さて、「自分の適量」はずっと同じではありません。同じ散歩コースで週23回以上散歩を続けたならば、そのうち疲れなくなるでしょうし、汗もかかなくなるでしょう。
最適な負荷量は、「前回問題なく行けた負荷の2割増し」が良いと言われています。
距離がはっきりわかっているならメートルでもいいですし、万歩計で歩数を数えてもいいでしょう。


3DEまとめ!
    散歩は『楽しむ目的』を持って行いましょう
    体力維持なら週1回 向上を目指すなら週3回以上がおススメ!
    軽く疲れる程度で無理はしない。ただし全く疲れないとさすがに運動量が足りない。


ちなみに、私は①近所の動物園に ②週12回程度 ③開園から閉園までどっぷりと 通っています。
なお、健康目的というお題目ではなく、単純に動物を愛でたいからです。
だって、私は運動が嫌いですからね!

今回の記事は、リハ科で一番おっさん&大食漢の
理学療法士 荒井 がお届けしました。

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