ユマニチュードは、高齢者への関わり方、特に認知症高齢者への関わり方に有効とされるケアの技法です。ケアを受ける方に対し、「あなたは大切な人ですよ」というメッセージを伝えるための哲学と技術で、相手の人間らしさを尊重します。
ユマニチュードという言葉は、フランス語の造語で「人間らしさを取り戻す」という意味を持っています。
●ユマニチュードの「4つの柱」と5つのステップ
4つの柱を実践する目的は、ケアを受ける方に対して「あなたは大切な人ですよ」という気持ちを伝えることです。これに気をつける事で、言葉のコミュニケーションのみに頼らず、言葉によらないメッセージとして相手を想う気持ちが伝わりやすくなり、良い関係を築く事に役立ちます。
4つの柱をバラバラに実践するのではなく、常に組み合わせながら行います。さらに、5つのステップのもとに行うという特徴があります。
●ユマニチュードがもたらす効果
ユマニチュードの実践によって、認知症の方との関係性が良くなり、ケアを気持ち良く受け入れられるようになると、お互いに穏やかな気持ちで過ごす事ができます。認知症の方がやむを得ず服用していた向精神病薬が必要なくなることや、介護職員の離職率低下つながったなど効果も実際にあるようです。
担当は生井でした。
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